第五回『まんが ねこねこ横丁』の取材モデルで登場いただいたのは、都会に現れる憩いの場「弁慶橋ボート場」です。そばには高速道路が通り、大きなホテルやビルが立ち並ぶ中、緑と水に囲まれたこの場所は穏やかでまるで別世界のよう。観光ボートや釣りが楽しめる都内の貴重な場所についてのお話と、そしてもちろん看板猫のクロちゃん&トラミちゃんについても伺ってきました。

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釣り堀側から見たボート場建物と弁慶橋

Q.初めに「弁慶橋ボート場」について、責任者の浅沼さんにお聞きしました。

フィッシングフィールドとしての営業を始めてから18年、こういう場所が都内には希少なため、お話があった時には是非やってみたいと思いました。ボート場としてのオープンからは60年以上の歴史があって、その後に釣りもできるようになり、ルアー釣りやバス釣りなどのイベントも開催しています。

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街中の水辺でボートや釣りを楽しめます

ねこ長は釣りに挑戦!

ねこ長は釣りに挑戦!

Q.どんなお客様がいらっしゃいますか?

釣り好きな方はもちろん、通りすがりのヤングファミリーや、若年層の4~5名のグループで釣りが初心者の方なども多いです。地方からの方では東京でルアーフィッシングができることで有名なこちらにと、足を運んでくださるお客様もいらっしゃいます。
3年ぐらい前から外国人の方も増えています。周りにホテルが多いため、アジアの方からイタリア、スペインなど多国籍な方たちが来られます。

釣り上げた魚は水に戻すルール

釣り上げた魚は水に戻すルール

何ポイントかな?

何ポイントかな?

Q.ボート場をやっていて良かったことはありますか?

私も釣りが好きで、訪れる釣り好きなお客様とのお話はやはり楽しいですね。

Q.大変だと思うことはありますか?

冬場の寒さです。本当に寒いです。

看板猫のクロちゃん・トラミちゃんについても教えて下さい。

Q.出会いはどんなだったのでしょうか?

生後3か月くらいのクロ(黒猫)が迷い込んできて猫は増えてしまうからと思っていたのですが、スタッフが面倒を見始めて、そのままここで育てることになりました。1年後くらいには3匹の子どもを産み、トラミ(キジ猫)が残って親子で仲良く過ごしています。
トラミの方が図々しいところがあるので、時々クロに怒られたりもします。

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遠目に様子を窺うクロちゃん

爪とぎでストレッチ中のトラミちゃん

爪とぎでストレッチ中のトラミちゃん

Q.トラミちゃんが看板猫として仕事場に出るようになったきっかけはありますか?

初めから人を怖がらずに自ら近づいて相手をしてくれます。受付記入をされている方がいると、自分から受付台に乗ってきてくれたり。生まれた時から人といるためでしょうか。
小さな子どもは苦手で、私が抱っこをして子どもに撫でさせてあげると不満そうな顔をすることも。

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受付台へ来てくれた美人さんとご対面

Q.クロちゃん・トラミちゃんの出勤時間などはありますか?

通勤ではなくずっとここで暮らしています。夜は事務所内で休みます。

Q.クロちゃん・トラミちゃんはどんな性格ですか?

クロは人見知り。ノラの時期があったためか警戒心が強くサバイバル能力が高い。ケンカもします。
トラミは能天気で人好き。ケンカもしないし、強い相手からは逃げます。逃げるが勝ち!

忍び足で事務所に戻ります

ちょこんと座る姿もキュート

Q.クロちゃん・トラミちゃんのチャームポイントや可愛いところ、逆に困ったところなどはありますか?

クロもトラミも基本的には甘えん坊です。デスクワークをしていると膝に乗ってきたり、ペン先に頭を寄せてきたり。パソコンのキーボードに乗ってきてしまうと仕事ができなくて画面に謎の文字が羅列されていることも…。
換毛期にはどうしても抜け毛が多くてそれはちょっと大変です。

浅沼さんに甘えたいトラミちゃん

一緒にお仕事してるつもり…?

Q.最後に、クロちゃん・トラミちゃんは「弁慶橋ボート場」にとってどんな存在ですか?

なくてはならない存在になりました。特にトラミは生まれた時からいて、そして愛嬌があり人気があるため、猫に会いに訪ねてきてくれる方もいらっしゃいます。

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穏やかで人懐こい性格は、看板娘にぴったり

初めはクールそうな印象に見えた浅沼さんは、取材時に“もしも猫たちが出掛けていて写せなかったら…”と緊急用に猫のぬいぐるみ(代役)を買って受付台へ用意して下さるほどの優しいお人柄で、ボート場を自由に歩き回るクロちゃん・トラミちゃん親子を見守る姿は、猫たちにとって頼もしく安心のできる存在なのだということが感じられました。
街中には珍しい自然に囲まれたこの素敵な場所で、のびのびと過ごす可愛い猫の親子と一緒に普段とは違う時間を楽しむのはいかがでしょうか。今度訪れる時には絶対に釣るぞー!と心に誓う取材担当なのでした。

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オマケ:代役として待っていてくれたぬいぐるみ

 

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弁慶橋ボート場
〒102-0094
東京都千代田区紀尾井町4-26
4月~9月/9:00~18:00
10月~3月/9:00~日没(受付終了は閉店30分前)
※5月~9月の土日・祭日/6:00~18:00(受付終了は17:00)
変更する場合があります。

水曜/定休日
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twitter⇒https://twitter.com/benkeinatural

(2017年1月現在の情報です)
「弁慶橋ボート場の巻ニャ」も読める
『まんがねこねこ横丁』はこちらから。弁慶橋ボート場さんは第五回に掲載中です。
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