新連載『れんコテ』特別企画

柴田亜美先生×THE BLACK SWAN 煉さん

対談インタビュー

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いよいよ、2018年1月22日から ねこねこ横丁 にて『れんコテ V系バンドマン×やんちゃネコの育猫奮闘記』が配信開始!!

動物バラエティ番組『生き物にサンキュー!!』で話題になったヴィジュアル系バンドTHE BLACK SWANのドラマー・煉さんと超わんぱく猫・虎徹くんの日々を『南国少年パプワくん』『自由人HERO』の柴田亜美先生が描く注目作です。配信を前に、二人の出会いから、犬派と猫派、漫画家とバンドマンの垣根を越えた作品に対する想いを語り合っていただきました。

<前編>

編集部(以下、編):もともと二人は知り合いだったのでしょうか?

柴田先生(以下、柴):煉くんの所属している事務所のほかのバンドの方が個人的に知り合いで、社長も知っていて、あるときライブに行ったら「柴田さんのファンがうちにいるんですよ」って紹介されたのが煉くん。
煉さん(以下、煉):小さいころから漫画が好きで学校の休み時間とか漫画を自分で描いたりするくらい、ドラゴンボールとかハマってました。当然、柴田亜美先生のことも知ってました。実際会ったら「うわ!本人じゃん!」って驚いて。
柴:私は本名で漫画描いてますし、単行本の著者近影も自前の写真使ってましたから知ってたんでしょうね。でも私は、煉くんが出てたTV番組の『生き物にサンキュー!!』は最初まったく知らなくて、後で映像を観てすごく人気があるんだと驚きました。

※『トコトン掘り下げ隊!生き物にサンキュー!!』は、TBS系列で水曜日19:00から放送されている、動物・バラエティ番組。
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編:写真集が発売されるほどの人気猫・虎徹くんの名前の由来と、この漫画の企画が立ち上がるまでの経緯とは?

柴:最初は煉くんに虎徹くんのことをエッセイでも書いてみなよって話していたのが、いつの間にか私が漫画描くことになって。正直、犬派なので猫を描ける自信はなかったのですが、話を聞けば聞くほど漫画のようなエピソードばかりだったので、これは単なるエッセイ漫画ではなくて私が得意とするギャグストーリー漫画として充分成り立つなと思って。煉くんはちょっと天然ボケで、虎徹くんのことも間違えて「コタロウ!」って呼んだりするから、このダメっぷりが漫画になるな、って。
煉:そうなんですよ。僕、スケジュール管理なんかもホント適当で、予定に日付だけは入ってて、後で見たら何をする日なのかメモしてなくてわからないから、あわてて「今日何の日でしたっけ?」って柴田さんに聞いたり。
柴:ねこねこ横丁の取材の日だよ!
煉:虎徹の名前も、拾ってすぐはまだ名前決まってなくて友達と電話で話しながら和風っぽいカッコイイ名前にしたいって話になって、日本刀に虎徹ってのがあるから「コテツ!いいねぇ!よーし、お前は今日からコタロウだ!」って素で言ってましたから。ただ本業は音楽だし、虎徹と自分のことを漫画にしたいって思っても何から手をつければいいかわからないし、なかなか自分じゃ描きだせなかったんで…。

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柴:煉くんは、「今ダイエットしているから乳製品は控えてます。」と言った直後に、コーヒー淹れてあげたら「ミルク入れてください!」と言うし……。
そもそも、この企画は集英社で連載していた月刊少年ジャンプ時代の初代担当編集だった方に持ち込んだのがきっかけで、今も昔と変わらずとてもエネルギッシュな方だったので再会して、すぐに連載決定のお返事をいただきました。
柴:煉くんはテレビ出演のきっかけはなんだったの?
煉:虎徹を拾って、twitterに画像UPしてみたものの、あんまりにも幼すぎて何をどうすればいいかわからない。おそらく生後そんな経ってないから「どうすりゃいい?」ってtwitterで聞いたらいろんな返事が来て、一気に拡散してリツイート数も伸びてトレンド入りしてテレビ局から声がかかったんです。

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柴:虎徹くんを拾ったときの秋田のご実家の反応はどうだったの?
煉:音楽で一人で食べていけるかどうかもわからないのに、「猫なんか飼って大丈夫なのか?」って心配されました。
柴:テレビに出るようになってファンは増えた?
煉:ライブの後、握手会とかがあると「虎徹くんのサインください!」ってファンの方が来るようになってびっくりしました。そんなサイン考えてもいないし!
柴:虎徹くんのサインなんてどうしたの?
煉:その場で急きょ考えて猫の絵を描きました。それからはそういうファンの人のために虎徹のサインを考えて練習しました。虎徹、こてつ、kotetsu…、いろんなタイプのサインを。でもファンの方からのプレゼントも虎徹用の缶詰とかドライフード、猫用おもちゃがあまりにも増えたので事務所にファンからのプレゼントが届いても「どうせ俺のファンじゃないんでしょ?」ってなっちゃって。
柴:テレビで虎徹くん見てプレゼントするのはファンというより母心ね。それで煉くんはすっかり、やさぐれちゃってたんだ。
煉:でも、2年前に虎徹を拾ってからすぐ今の事務所も決まったし。事務所もとってもイイ事務所で幸運の猫ですよ。

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生まれたばかりで弱々しい子猫だった虎徹くんが成長するとともに、周りの人とのつながりもどんどん広がって、まさに『まねき猫』のような虎徹くんの存在に煉さんも柴田先生もメロメロのようです。次回の対談インタビュー<後編>では、なんと愛犬家の柴田先生の仕事場に超やんちゃ猫の虎徹くんが乱入! いったいどういうこと?

<後編>の配信は1月12日を予定しています!

れんコテ公式twitter

@lenkoteofficial